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事務所便り あさひ

 

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イメージ  ― あきない遠眼鏡(とおめがね)―

4 もうかりまっか? ウハウハですわ。

 消費税を上げたら、さらに景気は後退して、増税分以上の減収が起きますよ、なんてことが議論されている今日、ひとり「わが世の春」を謳歌している業界がある。それは戦争法案成立の下での兵器産業。
 法案可決に先立って「武器輸出三原則」が廃止され「防衛装備移転三原則」に衣替えし、「防衛施設庁」は「防衛装備庁」に格上げされ、発注側が各段に強化されたばかりか、防衛装備庁は海外への武器の売り込みまで手伝ってくれるというのだから、世の中のかわりようはすさまじい。日本の潜水艦をオーストラリアが買うというような話が新聞の一面に躍る。
 調子に乗ってやりすぎて、戦闘服の納入で談合が行われたことまで報道されている。
 なにしろ消耗品だからじゃんじゃん売れるし、買う方は国の金で買うのだから値段はいいし、金は印刷すれば出てくるのだから。あのシリアやイラクの内戦の陰でどれだけもうけている人がいるかということも、たまには考えておく必要がある。
 中小企業とて例外ではない。20年以上前に、私が勤めていたゴムの会社は、潜水艦の蓄電池の隔離板をつくっていた。戦前からの「内緒の」もうけがしらだった。何の変哲もないダンボールのように見えるゴムの板が、その中にあいている細かな穴のゆえに鉛蓄電池の陰極、陽極を仕切る板として良い値で電池メーカーに引き取られていたのである。
 しかし、兵器でもうける産業が反映するのは、戦争をする世の中がひろがっていくということ。われわれが求める商いとしてはやはり邪道ではないだろうか?

特定社会保険労務士・行政書士 新山晴美


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