2016年7月第118号|4-1|あきない遠眼鏡(とおめがね)~今日は少し、自分のことを。|

6月に同業者(社会保険労務士)の定期大会がありました。会長(代表)が、挨拶の中で「われわれの職業は、公的な資格の中で唯一『人に関する資格』だ。」というようなことを語っていました。わたしとしては『我が意をえたり』の言葉だと感じていました。
若い人たちに『自分はいったい何に向いているのか?』という「自分探し」が流行っているようですが、自分に何が向いているなんてそう簡単には見つかりはしません。還暦を過ぎてここまで来て、「ああ、結局これが自分に一番向いている仕事なのかな?」と思えるくらいです。手先は不器用でかなりの仕事が消え、我慢強さがなくてまたいくつか消え、臆病さが災いしてチャンスを逃してきた感はしっかりあります。人間は不思議なもので、弱点の横に強みが隠れていることが多いのです。結果として人の中を泳いでしかこなかった自分には人を観察し、人の心を想像し、人のやる気を引き出す言葉を用意するといった元手のいらない仕事が残りました。それで何とか食べていけているのだから不思議なものです。
16歳の春に父母が事実上の離婚。家庭が空中分解する中で、子供らしさと決別し、人をよく観察するようになったのが今にいきているかと思うと、人生、悪いことばかりではないようにも思えます。
大企業ばっかりが大事にされる社会も、いろんな意味でほころびをみせつつあると、昨今のデータ偽装事件から感じています。これからは中小企業の時代であり、中小企業は事業の中に人の要素が占める割合が大きいのです。これはひょっとすると、ますます忙しくなるのかなと、疲労しながらも微笑んでいます。

特定社会保険労務士・行政書士 新山晴美

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