2016年10月第121号|4-1|あきない遠眼鏡(とおめがね)~もうひとつのケンミンショー|

バラエティ番組は、それほど好きではないのであまり見ないのだけれど、食いしん坊なせいもあってか木曜日の「秘密のケンミンショー」は楽しみにしている。日本全国の食べ物・食べ方を各県民が自慢げに語るのも楽しいし、言葉や習慣の違いを知ることも多い。最近、「人気がない」と言われる北関東3県が、「あそこには負けたくねえ」「うちの方がまだ上だべ。」とやりあうのも、明るさに裏打ちされているので聞いていて楽しい。そのうちそれを逆手にとって「のびしろ日本一茨城県」などというフレーズがCMに登場するが、これも、たくましくて面白い。
さて北関東3県のやりあう様を笑い転げながら見ている千葉県民の私だが、こちらには笑うに笑えない事情がある。楽しくはない事情なのだが、このことはもっと知られなければならないと思っている。
社会保障の運動に関わって私ははじめて知ったのだが、千葉県の財政力は47都道府県中4位の力を持ちながら、人口あたりの看護師数は下から2番目、同じく医師数は3番目。病院数は下から5番目。都市部の人は「病気のときは東京さ、行ってんのか?」いやあ房総半島の方は「病気しねんだっぺ。」。見事に医療後進県なのである。
森田健作くんにもっとがんばってもらわねばと、政治への関心度を見てみると、知事選の投票率は下から3位、参議院選挙も下から3位、県議選の投票率は下から数えて2位で、おおいようもない関心の低さなのだ。
北関東3県の人に知られたらたいへんだ。

税経センターグループ 顧問 新山 晴美

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