2016年10月第121号|8|税務調査の季節です。|

10月になり、涼やかな秋空の下、快適に過ごせる季節になりました。でも、まだまだ秋の台風シーズン、油断は禁物です。今年は台風の発生が例年より遅れ今後も発生しそうです。そして秋といえば、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋と素敵なことづくしですが、忘れてはならないのは税務調査の季節でもあるということです。嫌な響きです。できれば出会うことなくすごしたいものです。しかしそれは何の前触れもなくやってきます。突然の来訪にうろたえることの無い様、万全の準備をしておきたいですね。

相続税の調査って?
おそらく、なんらかの相続税対策を行なっている方が、最も気にされているのはコレではないでしょうか。日頃はいかに納税額を低く抑えられるようできることは何かということを模索されていると思うのですが、税務調査で否認されれば元も子もありません。今までの苦労が水の泡になってしまいます。その判断がくだされるのが税務調査です・・・。と、重々しく書きましたが、きっちり正しい節税を行なっていれば税務署も文句は言いません。

相続税の調査ってどんなことをするの?
では、相続税の調査は一体何を調べに来るのでしょうか?もちろん相続税の申告が適正に行われているか、申告の漏れは無いかということです。調査官も、財産を申告書に記載せず、隠している財産というのを見つければ大手柄なのでしょうが、納税者のみなさんもそんな愚かなことはしません。ちゃんと申告してあります。では、正しい申告でしたね、ご協力ありがとうございましたといって引き上げるかといえばそんなことはありません、何とかして間違いを見つけようとします。そこで、目をつけるのは、納税者の方が相続財産には該当しないとして申告から外していたもの、もともと認識していなかったものを探しだそうとし始めます。その代表例が名義預金と呼ばれるものです。おじいちゃんがお孫さんのためにお孫さんの名前で通帳を作り毎年貯めていた預貯金、ただその通帳は常におじいちゃんの手元にありお孫さんの自由にはならなかった。ドンドン貯まっていく一方。相続発生時には残高が500万円。でも名義は孫なんだからおじいさんの財産では無いから申告しなくていいや。ところが、税務署の考えは違います、「それはおじいさんがお孫さんの名前を借りて貯めていたおじいさんのお金ですよね。相続財産になりますので申告して下さい。」となってしまいます。よくあるお話です。
あとは、過去の通帳をさかのぼって資金の移動がなかったかを確認します。贈与税の非課税枠を超えるような移動があれば贈与税の申告漏れ、もしくは相続税が課税されてしまいます。お孫さんのために車を買って上げるための多額の預金の引き出しなどあれば、目を皿のようにして確認されることでしょう。
ともかく、通帳は必ず確認されると思っていただいて間違いございません。そんな古い通帳なんか残してないから大丈夫だよという方、調査官は直接金融機関から取引明細を取り寄せてきます。
裏を返せば、預貯金に関することは、できる限りきちんとしておかなければならないということです。安易にお金を動かしたりすることは命取りです。非課税枠を利用した生前贈与等を利用して財産を移転しましょう。そんな少しづつじゃ追いつかないよという方、ぜひ相談ください。より効果的な相続対策をご提案いたします。

お困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談下さい。
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