2017年2月第125号|1|「大国のゆくえ」|

1月20日に第45代アメリカ合衆国大統領にドナルド・トランプが就任し、ワシントンDCのナショナルモールに集まった数十万人の観衆を前に就任演説を行った。今回もMake America Great Again(アメリカを再び偉大に!)やAmerica First(アメリカ第一)というお決まりのセリフを強調した。そしてスピーチの中には、今までのアメリカは国内の産業を犠牲にして外国の産業を豊かにし、ほかの国の国境を守る一方で自分たちの国境を守ることを拒んできた。ただ今日からは国内の産業、自分たちの軍隊の建て直しに力を入れるという内容があった。これまで世界の警察官を自称しあらゆる紛争に首を突っ込んできた存在だったが、流石に自国がそれどころでないと考え直す時がきたのだろう。経済界からは新しいリーダーに期待の目を向けられている一方、就任式当日に反対派に暴徒化されてしまうという汚点を残した。アメリカ第一主義で結構だが、自国の利益を優先しすぎて世界中を振り回すことにならないような舵取りを期待したい。

税経センターグループ 代表 栗山隆史

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