2017年11月第134号|3|平成30年1月から配偶者控除の見直しに・・|

平成29年度税制改正により、平成30年1月から配偶者控除および配偶者特別控除の適用要件や控除額が改正されました。
改正により平成30年1月からの給与に係わる源泉徴収税額が変更になる場合がありますので、ご注意ください。

今まで配偶者の給与年収(他に所得が無い場合、以下同じ)「103万円の壁」という事を聞いたことがあるかと思います。これは、例えば妻の給与年収が103万円以下であれば、夫の所得税の計算上、38万円の配偶者控除が適用できました。

①改正により、いわゆる「103万円の壁」が「150万円の壁」に増額されました(ただし、その代わりに夫の給与年収が1120万円以下の場合に限り、配偶者控除が適用できます)

よって
【例1】
夫:給与年収1200万円 妻:給与年収103万円
→改正前:38万円の配偶者控除を適用できた。
→改正後:38万円の配偶者控除は適用できませんが、
13万円の配偶者特別控除(注)は適用できます。結果、増税です。

【例2】
夫:給与年収800万円 妻:給与年収103万円
→改正前:38万円の配偶者控除を適用できた。
→改正後:38万円の配偶者控除は適用できます。変更なし。

【例3】
夫:給与年収800万円 妻:給与年収150万円
→改正前:配偶者控除および配偶者特別控除も適用できなかった。
→改正後:38万円の配偶者特別控除は適用できます。減税です。
(注)配偶者特別控除とは、38万円の配偶者控除が受けられない場合であっても、
夫および妻の給与年収に応じて一定の控除が受けられる制度

②所得税上の壁が「103万円の壁」から「150万円の壁」になっても、いわゆる社会保険上の壁「106万円の壁または130万円の壁」は依然として存在します。

よって【例3】で減税になるからといって妻の働きを増やし、給与年収が103万円から150万円に増えた反面、妻に社会保険の加入義務が生じてしまいます。
※高額所得者は単純に増税ですし、配偶者控除の適用要件に夫の所得要件も加わったので、さらに複雑化しています・・

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あさひ会計 TEL 04-7166-4153

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