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6月12日に開幕したサッカーワールドカップには48か国が出場し、約40日にわたり104試合の熱戦が繰り広げられた。
FIFA(国際サッカー連盟)の予測では全世界での総視聴者数が60億人に達するというから驚きだ。会場で観戦している人々だけでなく、母国においてテレビで観戦している人々も大いに熱を帯びているのだ。
奇しくも時期を同じくして米国や欧州を熱くしているものがある。
残念ながらサッカーのような楽しいことではない。
欧州では6月に観測史上最も過酷な熱波が到来した。
これによりデンマーク、ポーランド、ドイツ、チェコ、ハンガリーなど多くの国で観測史上最高気温が更新され、猛暑による死亡者が2万人に達しているようだ。
7月には米国のモンタナ州で43.9度という現地としては観測史上最高の気温を記録した。
この地域は日本で言うと北海道の稚内と同じ緯度というのだからさらに驚きである。
これらの異常気象は、偏西風が激しく蛇行して起きるヒートドーム現象や温室効果ガスの排出など、複数の要因が重なって引き起こされたと考えられている。
サッカーでは国と国が激しくぶつかり合うことに熱狂が生まれたが、気候問題においてはすべての国が力を合わせて立ち向かわなければならない。
とりわけこの問題においては部外者となる国など、どこにもないのだ。









