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米国で驚くようなニュースが報じられた。5月13日に米マイクロソフトが業績好調にもかかわらず、6,000人〜7,000人を削減すると発表した。実に米国内の全社員の約3%をリストラすることとなる。日本でリストラといえば衰退した企業が行うものという印象があるが、株式時価総額で世界一を争う企業は経営に対する考え方が大きく異なるようだ。さらに驚くのはこのリストラの対象となったスタッフのうち半数近くがプログラマーやエンジニアの職種だということ。近年において企業や行政などがDX(デジタルトランスフォーメーション)化を一斉に進めてきたこともあり最も引っ張りだことされた職種なのだが、なぜこのように扱われることとなったのか。その原因はOpenAI社をはじめとする生成AI企業の躍進であろう。これまで多くのスタッフが長期間費やして開発していたプログラム等をAIが短時間で代行してくれるとなればマイクロソフト社としてもそれを選ぶであろうし、この流れは同社にとどまらないであろう。ただしAIの進化を喜んでいられるのもあと少しかもしれない。この先、AIがAIを訓練する時代に突入する。数年前においてはAIに囲碁のルールだけを教えて1日の学習でプロ棋士に勝利するほどの学習スピードを考えると、AIがAIを訓練したらその知能はどこまで進化してしまうのだろうか。AIが人類の知能を超えると人類を排除しようと我々に嘘の情報を流すようになるかもしれないといわれている。ふと「ターミネーター」という映画を思い出して観直してみたら人類とロポットが戦争しているのが2029年であることを知り寒気を憶えた。