2018年8月第143号|1|「紺屋の白袴」|

6月は税経センターグループの決算期である。なのでこの時期は1年間の事業の総括を行い、新年度の事業方針や予算を組み、並行して決算書作成や株主総会の準備などがあるためグループの代表者としての仕事が多くなる。顧問先企業の決算に関する業務は毎月ごく当たり前のように行っているものの、自社の決算や税務申告となるとかなり勝手が違ってしまうものだ。当たり前だがわが社の決算書の作成や税務申告を第三者の税理士に委託しているわけでない。よって時期が来たら申告書にサインだけすれば良いという環境にあるわけでもなく、社内で完結しなければならない。従業員や株主に対して企業の実態を報告するための決算書であることはもちろんだが、その後の資金調達のために金融機関にどのように評価されるかということも気を付けなければならない。白袴をはいている紺屋のごとく自分たちの決算に十分な時間をかけられていないのが実情だが、企業経営にとっていかに重要な業務を依頼されているかを依頼者の身になって考えることができるのもこの時期なのである。

税経センターグループ 代表 栗山隆史

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